6/16-17に日本初開催となるKubeCon + CloudNativeCon Japan 2025に参加してきた話です。 前年のKubeDay Japanも参加しましたが、さすがにKubeConとなると規模も大きくより国際カンファレンス感が高まったな、という印象ですね。
個人的にしょうもない反省点もありますがよかった点を振り返っていきたいと思います。
PrometheusコミュニティとしてのGrafana
2025年だけで2月のObservabilityCON on the Road Tokyo 2025、3月のSREcon25 Americasなどブース訪れたりセッション聞いたり中の人と話したり、という機会が割とあったのですが、KubeCon + CloudNativeConにおいてはCNCF GraduatedプロジェクトとしてのPrometheusをメンテナンスするGrafanaの開発者たちの話が多く聞けたのが個人的に良かったなーと思ってます(PromConぽいな、という感じで)。
セッションとしては
でGrafana Labs関連のセッションはすべて網羅したんじゃないかと思います。
元々Prometheus3.0まわりの動向はまあまあ追ってはいたのですごく目新しい話があったわけではないですが、開発者と直接話して情報を得られたりニーズを伝えられたりするのはやはりいいですね。
具体的な収穫としてはこのあたり
Native Histgramのテキストフォーマットはすでにacceptされていて、実装はPythonのPoCがあるとのこと #KubeCon
— EG (@EGMC) June 17, 2025
Grafanaブースで有益情報を得た、会話をすると少し元気になるわね・・(native histgramのコストまわりの話と、Prometheusエコシステムの新しいガバナンス体制について、prometheus-community orgへの貢献も含まれるとのこと)
— EG (@EGMC) June 17, 2025
個人的には新しいガバナンス体制は割と期待しており、特にprometheurs-community orgのメンテナが少なくてリリースにめちゃ時間がかかるみたいな現状が改善されるとよいなと思っています(ちょうど前回のエントリで書いた件のように)。
また、Native Histgramは仕様がかなり込み入っているように見えるので言語間の移植はどうなのかなーと思っていたけどとりあえずテキストフォーマットはPython実装があるようだし、Grafana Cloud側のでのサポートも進みそうなの期待している(スクレイプ、クエリとも少し複雑にはなりそうだけども)。
その他諸々雑多に
さすがにでかいイベントで1500人も集まったということなのでインターネットでお世話になっていたり一方的にフォローしている人に会えたりしてそのあたりも大変よかったですね。
とはいえなんというか大半は日本人と話してた感じはあり、2日目は特に寝不足も相まって気力が死んでいて海外からの一般参加者との会話がほぼできなかったなあ、というのが反省点。
来年も日程が公開されたので、また参加したいなーとは思っております、年末はLPCなどもあるので日本の国際カンファレンスに参加できそうな機会が増えて個人的に嬉しいところ。
ということで期待しつつ、適当に写真を貼ってしめておく、関係者のみなさま大変おつかれさまでした!